2012年02月25日

「螢川」を訪ねて…

過去の詩ばかりをアップしていると、、、
若かりし頃の未熟な自分が照れくさいので
たまには生まれたての詩を載せてみます。

ずいぶん前になりますが静岡から富山まで
車で出かけたことがあります。
富山に行った目的は私が大好きな作家の
宮本輝先生の「螢川」が見たかったから。
五月だったのに山道にはまだ雪が残って
いました。
安房峠を通って神通川のダム湖のそばを
通りました。
そのダム湖の水の色があまりにも美しくて
しばしの間、茫然と見とれていました。
その湖を想い浮かべながら書いた詩です。

少しは成長しているでしょうか(^-^)

   祈 り

    深い深い山のなか
    雪にひっそり閉ざされた
    碧色の湖のほとりで
    ひとり君のことを想う

    夜は眠れているだろうか
    怖い夢を見ていない?
    傷つきやすいくせに
    突っ張ってばかりいて
    揺らぐ心を秘めたまま
    生きていくのはつらいね

    愛を安易に言葉にすると
    はかなく消えてしまうから
    ただじっと黙っている
    厳しい冬が終わって
    流れ出す雪解け水が
    大地を潤す日が来ると
    今なら信じられるよ

    深い深い山のなか
    雪にひっそり閉ざされた
    碧色の湖のほとりで
    ひとり君の幸せを祈る

   蛍川・泥の河 (新潮文庫) [文庫] / 宮本 輝 (著); 新潮社 (刊)



posted by なる at 08:18| Comment(6) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

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