2012年04月06日

三日月と小さな星

黄昏時は少し心が「しん」となります。
愛犬と散歩しているときにふと空を見上げると
三日月と星が並んでいました。
満月と違って三日月を見ると、一抹の寂しさを
感じてしまうのは私だけでしょうか?
そんな三日月にそっと寄り添うように煌めく星に
優しい愛を感じました

 Photograph by Mr. Sakuo三日月と星.jpg

   黄昏 

   恋に落ちたかのように
   少し恥じらいながら
   見つめ合っている
   暮れなずむ空が
   やがて漆黒になる前
   夕焼け小焼けの
   地平線のはるか上で
   内緒話をしてるのは
   幼い恋人たち
   春の宵はまだ肌寒く
   少し震えながら
   煌めいているのは
   三日月と小さな星




posted by なる at 00:36| Comment(6) | 日記 | 更新情報をチェックする

2012年04月04日

ため息橋★

ヴェネツィアに行ったときため息橋に行きました。
映画「リトル・ロマンス」では恋人同士がこの橋の下で
日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛がため息橋2.JPG
約束されるという伝説が重要なエピソードと
なっていました。
しかし、実際に行ってみるとその橋は監獄への
唯一の橋。
渡っている最中に足が泥に吸い込まれていくような
すごく変な何かを感じて監獄内ではとても気分が
悪くなってしまいました。
監獄を出て、真っ青なイタリアの空を見上げた
時にはすごくホッとしたのを今でもハッキリと
覚えています。
ヴェネツィアというのはとても不思議な街です。

   ため息橋

   ため息橋を渡ると
   そこは鉛の監獄
   放蕩者のカサノバ
   たった一人しか
   脱獄できなかったという監獄.JPG

   二度と戻れぬと知りつつ
   橋を渡らねばならぬ
   囚人から出たため息
   それで、ため息橋と
   名付けられたのだ

   鉛の監獄の壁には
   今なお怨嗟の念と
   恨みの涙が染みつき
   救いを求める声が
   はっきり聞こえてくる

   光り輝く宮殿からため息橋.JPG
   冷たい暗黒の世界へ
   ため息橋を渡ると今も
   心凍る世界があって
   彷徨える霊がいる

   それなのにいつしか
   ため息橋の下で
   日没時にキスした者は
   永遠に結ばれるという
   不思議な伝説が生まれた

   人生とは何と面白いものか


posted by なる at 00:09| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2012年04月02日

シルクロードに魅せられて

私がシルクロードに魅せられるきっかけは
輝先生の『ひとたびはポプラに臥す』です。
2000年4月3日梅田の紀伊國屋における
『ひとたびはポプラに臥す』のサイン会は
私の人生を大きく変えることとなりました。
その日もあの場所で桜は満開でした。
あんなに美しい夜桜を見たのは生まれて初めて。
今なお感謝の気持ちでいっぱいです。
人との出逢いは本当に素晴らしいものですね。

少しでもシルクロードの雰囲気を味わいたくて
平山郁夫さんの「大唐西域壁画」を薬師寺に
見に行ったときに散華を知りました。
大切な人を亡くした後初めて切ない行事だと
思い知らされました。

   散 華(さんげ)

   気まぐれな春風に揺られて
   桜がさわさわと歌っている。
   寒い冬はやっと終わっても
   私の隣には君がいないから
   涙がこぼれそうになるけれど
   花びらがふわりと落ちてきて
   ほほをそっとふいてくれる。

   泣いてもいいんだよ。BARU5.jpg
   泣いてもいいんだよ。

   満開の桜の下での誓い。
   桜吹雪の祝福を受けながら
   時が止まることを願った。
   幾多の別れを繰り返しても
   決して途絶えることのない
   命の温もりを伝えるために
   桜はあんなに美しく咲くのか。

   いつの日か又逢えるから。
   必ずどこかで逢えるから。

   花びらに刻みこまれた記憶。
   それは未来の君の中でいつか
   はっきりと甦ることだろう。
   かけがえのない時を共にした
   懐かしくて少し切ない想い出。
   君と私は必ずまた出会うのだ。
   桜の花びらが一斉に歌いだす。

   それまではごきげんよう。
   それまではごきげんよう。



   ひとたびはポプラに臥す〈1〉 [単行本] / 宮本 輝 (著); 講談社 (刊) ひとたびはポプラに臥す〈2〉 [単行本] / 宮本 輝 (著); 講談社 (刊) ひとたびはポプラに臥す(3) [単行本(ソフトカバー)] / 宮本 輝 (著); 講談社 (刊) ひとたびはポプラに臥す〈4〉 [単行本] / 宮本 輝 (著); 講談社 (刊) ひとたびはポプラに臥す(5) [単行本(ソフトカバー)] / 宮本 輝 (著); 講談社 (刊) ひとたびはポプラに臥す(6) [単行本(ソフトカバー)] / 宮本 輝 (著); 講談社 (刊)

posted by なる at 00:54| Comment(6) | 日記 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。