2012年04月23日

人が他者の生命を食べて生きているという現実をどう受け止めていいのか

人が他者の生命を食べて生きているという現実を
どう受け止めていいのか悩んだ時期がありました。
現代は食物連鎖が見えにくい時代です。
でも安っぽい感傷でそのことを語ってはいけない。
そんな想いからこの詩を作りました。

 Photograph by Mr. Sakuo

   再会

   移りゆく時のはざまで
   過去への想いに囚われる
   それは未練であり
   それは執着であり
   蜘蛛の巣にかかった
   哀れな蝶のようにsaikai.jpg
   もがけばもがくほど
   無間地獄に落ちてゆく
   蝶を食べた蜘蛛も
   いつか必ず土に帰る
   桜の樹の下にはきっと
   そんな蜘蛛の屍骸が
   ひっそりと眠っている
   生命を食べねばならぬ
   苦しみや哀しみから
   解放された安らかな眠り
   桜はその養分を吸い取って
   あんなに美しく咲くのだろう
   未来永劫続く生命の連鎖
   優しい春の陽射しを浴びて
   ゆれる花びらの中には
   蝶や蜘蛛の笑顔が見える

   愛しい君よ
   桜の花びらとなって
   いつかまた会おう




posted by なる at 00:05| Comment(6) | | 更新情報をチェックする

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