過去と現在と未来を結んでいるような道。
そして、その道を照らしている朝日は私たちに
何かを示している。
それが何かを見つけるには歩き続けるしかない。
そんな気持ちになりました。
Photograph by Mr. Sakuo
朝日が照らす道
人はどこからやって来て
どこに去っていくのだろう
太古から人が歩き続けた道を
私は今も歩き続けている
初めて通ったときは
母の胸に抱かれていた
小学校に入学する日も
初めて恋に落ちた日も
あの人と結ばれた日も
つらいお別れをした日も
そのときのありったけの

想いを抱きしめて歩いた
いついかなるときにも
清らかな光に包まれて
見えない力に守られて
この道を歩いていたと
気づいたときに初めて
私の過去や私の未来さえ
ひとつの道しるべに
なっていることを知る
その道しるべが誰かの
役に立ちますように
今日も道を照らし続ける
朝日に私は祈りを捧げる