2012年06月29日

翼をもったライオン

ヴェネツィアは不思議な街です。
都市国家としての誇りを今なお失わない。
抜けるような空の青さが今も目に焼き付いています。

   希望

   ヴェネツィアは水の都
   運河に守られた都市
   まるで迷路のような
   狭い路地を抜けて
   いくつもの小さな橋を
   行ったり来たりするうちに
   サンマルコ広場に出る IMG_0131.JPG

   福音書の著者サンマルコの
   名を冠せられた広場には
   平和の象徴の鳩がいっぱい
   サンマルコ寺院のてっぺんで
   ヴェネツィアの守護神である
   翼をもったライオンが 
   福音書を携え立っている

   抜けるような青空のもと
   そびえたつライオンは
   希望を見据えている
   他国に支配されなかった
   独立国家ヴェネツィアの
   自由を護りきったという
   矜持を今も示している

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2012年06月27日

チロリアンランプ

少女の寝室に似合いそうな可愛らしいランプ。
このランプの下で愛の詩集でも読むのでしょうか?
少女が素敵な夢を見られますように。。。

 Photograph by Mr. Sakuo

   チロリアンランプ

   まだ汚れも知らぬ
   恥じらう乙女のチロリアンランプ.jpg
   頬のような紅色
   明るい日差しの中で
   どんな風が吹こうと
   まっすぐ顔を上げて
   未来を見据えている
   乙女たちの微笑み
   そんな乙女たちが
   灯すランプには
   希望の光が揺らめく
   一つまた一つと
   夢見る乙女たちが
   歩き出す瞬間の煌き


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2012年06月25日

ねぎぼうずの恋☆

私は蝶が好きです。
ひらひら飛んでいる姿はのんきそうに見えるけど
凛としたものを持っているからです。
ぼくとつなねぎぼうずと紋白蝶の組み合わせは
とても微笑ましい感じがしました。

 Photograph by Mr. Sakuo

   ねぎぼうずの恋

   まん丸頭のねぎぼうず
   そっと止まった紋白蝶
   その愛らしい口づけに
   またたくまに恋に落ちた
   少し照れ屋のねぎぼうず
モンシロチョウ.jpg
   「僕より素敵な花もある 
    どうして僕のところへ
    飛んできたんだい」

   「まん丸頭のその中に
    大きな愛がつまってる
    そんなあなたが大好きよ」

   ひらひら羽をはためかせ
   そっと降り立つ紋白蝶
   小さいけれどたくさんの
   花で優しく包み込むのは
   まん丸頭のねぎぼうず

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2012年06月22日

トンボの泪☆

極楽蜻蛉の境地に至ってから朗らかに楽天的に生きています。
それは、いろんな方々との素晴らしい出会いがあったおかげ。
そこから学ぶことは多種多様な分野にわたり、とても刺激的です。
「青い屋根」に集う才能豊かな人々に感謝をこめてこの詩を捧げます。

 Photograph by Mr. Sakuo

   トンボの泪

   やんちゃそうな瞳には
   何が映っているのかな
   面白そうないたずらを
   たくらんでいるように
   キラキラ輝いているね

   今日は何して遊ぼうかトンボ.jpg
   いつだって僕が先頭さ
   仲間を一杯引き連れて
   鬼ごっこでもしようか
   みんなここに集まれぇ

   さわやかな新緑の季節
   生まれたばかりの歌を
   一緒に口ずさみながら
   戯れあっていたんだ
   時よとまれと願いつつ

   少年の時代は短くて
   いつか旅立つ時が来る
   切ない仲間との別れ
   トンボの泪は青年へと
   成長するための宝石だ

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2012年06月20日

美しい舞姫

一人静という花の名前の由来は静御前。
義経の愛妾であった静御前はとても美しい人でした。
兄頼朝に受け入れられず都を落ちていく義経一行に
ついていった静御前は吉野山が女人禁制であるため
義経と別れを余儀なくされます。
その後、捕えられた静御前は頼朝の前に引き出されて
義経の動向について尋問を受けることになります。
静御前は、頼朝の前で義経への想いを堂々と口にして
義経のために舞を舞います。
その一途な想いを哀れんで妻の政子が激怒した頼朝を
宥めたとか。。。
平家物語に登場する女性は愛する人に全てを捧げる人が
多いですね。

 Photograph by Mr. Sakuo

   一人静 ‐舞姫‐

   今こんなふうにして
   春風に揺れていると
   いにしえの記憶が蘇る

   亡き人を偲ぶように
   しめやかに舞を舞う一人静.jpg
   どうしてあの人を
   忘れることができよう
   二人の命が散っても
   私たちの愛は死なない

   捕えられたときに
   かつて白拍子だった私は
   あなたのために舞った
   たとえ殺されようと
   どこまでもあなたに
   ついていきたかった

   静御前の深い愛に
   そっと寄り添うように
   一人静は咲いている


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2012年06月18日

風露草


そこにいるだけで周囲を明るくする人っていますね。
この風露草もニコニコ笑っているような気がします。
寄り添うように咲いてる風露草は仲良しなんでしょうね。

 Photograph by Mr. Sakuo

   風露草‐変わらぬ信頼‐

   風に揺られながらフウロソウ.jpg
   いつも一緒にいよう
   苦しいことがあっても
   にっこり笑っていよう
   あなたがいるから
   朗らかに生きてゆける
   時には友のように
   時には家族のように
   時には恋人のように
   あなたを愛し続けよう
   永遠に変わらぬ信頼は
   私たち二人の宝物だね
   あなたに逢えてよかった



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2012年06月15日

ユウレイタケ

とても不思議な花ですね。
たおやかでしなやかな姿に心ひかれます。
青い瞳は何を見つめているのでしょうか。
亡き人の面影を映す鏡にも見えますね。

 Photograph by Mr. Sakuoユウレイタケ2.jpg

   ユウレイタケ

   透き通るような白い花
   あなたのその紺色の瞳は
   何かを言いたげに見える
   幽霊だなんて一体誰が
   名付けたんだろうか
   でもちっとも怖くなくて
   むしろ はかなげな風情ユウレイタケ.jpg

   この世に未練はないのに
   今も生きる縁あった人を
   見守るためにあの世から
   戻ってきてくれたんだね
   たとえ幽霊になってでも
   夢にまで見た幻となって
   毎年ここで咲いておくれ
   かならず逢いに来るから

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2012年06月13日

優しいクマバチ

人には危害を加えることがない温厚なクマバチ。
その体形から航空力学的には飛べるはずがないと思われていて
「彼らは、飛べると信じているから飛べるのだ」という説が
長い間、大真面目に論じられていたらしい。
現在はその飛行法が証明されているが「不可能を可能にする」
象徴とされている。

 Photograph by Mr. Sakuo

   優しいクマバチ

   小さな翅をはためかせ
   低空飛行でホバリング
   愛しい人の姿を求めて
   ずっと飛んでるんだ
   僕の羽音は派手だけど
   絶対に危害は加えないクマバチ.jpg
   ただただ愛しい人を
   待ち焦がれているだけ

   大きな体に見合わない
   小さな小さな翅のせいで
   飛べるはずがないなんて
   言われたこともあったけど
   ひたむきに飛び続けるのは
   不可能を可能するなんて
   哲学のためなんかじゃなく
   愛しい人と結ばれるため

   ああ 僕の愛しい人よ
   早く僕の前に出ておいで
   一緒に幸せになろうよ

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2012年06月11日

一輪草

天に向かって咲く花の凛とした姿をみると
背筋がしゃんと伸びる気がします。
花はいつも朗らかに笑っている。
負けてたまるか!!!という感じです。

 Photograph by Mr. Sakuo

   一輪草‐追憶‐

   ひとつひとつの花にも
   それぞれの想いがある
   天に向かって咲いてるけど
   過去の記憶を辿る日もある

   ‐いい人生だったねイチリンソウ.jpg
   ‐いい人生だったよ

   決して悲しみや苦しみが
   なかったわけじゃない
   時間という洗礼を受けて
   浄化されていったのだ

   ‐いい人生だったね
   ‐いい人生だったよ

   穏やかな微笑みの中に
   刻みこまれているのは
   厳しい風雪にも耐えて
   生き抜いてきた命の煌き

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2012年06月08日

やじろべえ

ほんのときたま、投げやりになる日があります。
難しいことを考えることをあっさり放棄して
流れに身を任せているとゆらゆら揺れてる
やじろべえになった気がしました。。。

   やじろべえ

   正気と狂気の間をやじろべえ.JPG
   行ったり来たりの
   やじろべえ
   一本足は不便だな
   でも仁王立ちして
   堅苦しいのも
   めんどうだ
   ゆらりゆらりと
   ゆれてるうちに
   見えてくるものも
   あるだろう
   世の中を斜(はす)に
   構えてのんべんだらりの
   やじろべえ


posted by なる at 00:00| Comment(6) | | 更新情報をチェックする

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