そして、蛍の光は幻想的です。
その瞬きを見ているとつい恋に落ちてしまうかも。。。
そう思ってこの詩を書きました。
Photograph by Mr. Sakuo
蛍
たそがれ時の小川で
蛍がひとつふたつと
瞬きはじめたあの夏
綺麗ねとつぶやいて
しゃがみこんだ君の
白いうなじを見たとき

僕は何も言えなくなった
空色のワンピースが
君によく似合ってた
毎年夏が来るたびに
蛍は儚い光を放ち
君の面影を照らし出す
元気でいるだろうか
幸せでいるだろうか
束の間の邂逅のこと
覚えているだろうか
僕の幼き日の初恋を
蛍だけが知っている