とても妖艶な感じがします。
情熱的な恋をする女流歌人がその恋に悩む姿。
切なくてたまらないのに歌を詠む様子はとても
凛としているように思えました。
Photograph by Mr. Sakuo
木蓮‐その愛のゆくえ‐
川面に浮かんでは消える

泡沫のようにはかない恋
でもあの刹那の瞬間には
まことが存在したことを
二人は今も覚えている
情熱の嵐に翻弄されながら
私は薄紅色に染められた
どんなに手を伸ばしても
もうあの方には届かない
運命にはあらがえずに
成就しなかった愛を
決して色褪せぬように
薄墨で短冊に詠むのは
花びらに残された温もり
詩を読ませていただいた後、木蓮の語源を調べました。
昔は蘭に似た花が咲くので「木蘭(モクラン)」と呼んでいましたが、
蓮(ハス)にも似ることから「木蓮(モクレン)」になった。
また漢名の木蘭の音にもとずく名だとも言われているそうです。(^^)/
丁寧に調べてくださってありがとう。
蘭も蓮も大人っぽい妖艶な花ですね。
ただ妖艶なだけではなくて、ちゃんと
自立した大人の女を思い起こさせます。
お花によってこんなにもイメージが
違うなんて私には新鮮な発見です。
これからも色々教えてくださいね。