2012年05月23日

黒百合

黒百合の花言葉は「恋」や「呪い」です。
アイヌの伝説によると、愛する人や恋しく思う人のそばに
心の思いをこめた黒百合の花を名前も告げずにそっと置き、
相手がその花に気づいて手に取ってくれれば、思いが叶う
という話です。
どことなく魔性の女を想像させる花。
でも、魔性の女の中にも純情可憐な心はきっとあるはず。
そう信じてこの詩を書きました。

 Photograph by Mr. Sakuo

   黒百合‐再生‐

   世間の荒波にもまれ
   疑心暗鬼になってた
   私の心を開いたのは
   あなただけだった
   初めて私が愛した人
   それなのに突然
   死んでしまうなんて

   私の指のあいだから
   乾いた砂がさらさらと
   こぼれていくように
   愛は消えてしまった
   真っ黒な喪服を着て
   絶望の涙を流したまま
   私の時間は止まった
クロユリ.jpg
   いつしか時は流れて
   あなたが耳元でささやく
   そんなに悲しまないで
   僕はいつもそばにいる
   君と過ごした季節は
   消えることはないから
   さあ、微笑んでごらん

   あなたの優しさと
   揺るぎない愛情が
   遺してくれたものは
   夜の闇に閉ざされた
   私の黒い花びらにさえ
   進む道を示している
   柔らかい満月の光

   その光に包まれて
   私は私らしく咲く
   あなたから貰った愛を
   決して絶やさぬように
   いつも微笑んでいよう
   そして人々の足元を
   照らす灯火となろう



posted by なる at 00:00| Comment(2) | | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「黒百合‐再生‐」の詩を読んで、
黒百合の写真を見たら、柔らかい満月の光が
見えました。
「なんも言えねぇ」(;´Д`)素晴らしい、あぁ~感嘆(^v^)/

Posted by teraken at 2012年05月23日 11:26
てらけんさん、こんにちは。

先日は大変お世話になりました。
今思い出しても「なんも言えねぇ」ような
至福の時でした。

さくおさんのこの写真を初めて見たとき、
鳥肌がたったんですよね。
輝先生の小説に出てくる美しいがゆえに
薄幸な女性達が頭をよぎりました。
だからこそ幸せになって欲しい!という
私の勝手な気持ちを詩にしました。

さくおさんの写真からは私も満月の光が
見えました(*´∀`*)
Posted by なる at 2012年05月23日 16:55
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