2012年02月23日

慈雨の音を聞きながら…

今日はしとしとと雨が降っています。
今の季節の雨はひと雨ごとに春の訪れを告げる慈雨。
その慈雨の音を聞いていると、以前シュリーマンの
「古代への情熱」を読んだことを思い出しました。
私、小さい頃から考古学って好きなんですよね。
遺跡の発掘もさることながら化石も好きです。
始祖鳥やアンモナイトの化石の写真を見ていると
太古からどんな長い眠りについてきたのだろうか
と不思議な気持ちになります
もしかして化石も夢を見たのかしら。
慈雨の降る日は想像の世界で遊ぶのにふさわしい日
ですね。

     化 石

    愛されたという記憶
    誰も来ない深い森の奥で
    ひっそりと息を
    ひそめている
    あなたの声
    あなたの笑顔
    あなたの哀しみ
    長い長い時をかけて
    草木が生い茂ってゆく
    心の地層にそっと
    刻まれてゆく化石

    愛したという記憶
    燃える太陽の下
    草原を駆け抜けてゆく
    遊牧民の群れ
    私が語った夢
    私の瞳が見たもの
    私が感じた悦び
    あなたというオアシスで
    星のしずくを味わう
    あなたの心の地層にも
    いつか刻まれる化石

      慈雨の音―流転の海〈第6部〉 [単行本] / 宮本 輝 (著); 新潮社 (刊)

posted by なる at 09:26
"慈雨の音を聞きながら…"へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。